宝塚市の魅力を発見し理解を深めるための郷土資料デジタル公開事業
【事業成果】
「たからづかデジタルミュージアム」公開
宝塚市/たからづかデジタルミュージアム (adeac.jp)
公開資料
(1)「宝塚市史」1~3巻(通史編)
『宝塚市史』全8巻のうち、よく使用される1~3巻の本編・通史編についてデジタル化を行った。これまで8巻の索引からしか検索できなかったものが、任意の語句から詳述されている部分を簡単に検索し、閲覧することが可能となった。
(2) 近世絵図
市指定文化財の貴重な古絵図(地図)14点と付属文書2点のデジタル化を行った。身近な地域の昔の土地利用の様子を解説文等と共に閲覧できるようになった。
(3) 絵はがき
市史資料室が所蔵する明治期からの膨大な絵はがき資料のうち、202点をデジタル化し公開。場所や解説文等と共に公開することで、市内の誰もが知っている場所のかつての姿を知り、視覚的に市の歴史に親しむことができるようになった。
(4)「西谷村役場文書」
現在の形の宝塚市が成立する前の1町3ケ村のうちで唯一、明治以来の公文書がそのまま保存されている旧西谷村役場文書について村の様子がわかる資料を10点公開した。
(5) 登録文化財「旧松本邸」パノラマ3Dビューア
国登録文化財である旧松本邸は昭和初期に建てられ、今も当時の姿をそのまま残す貴重な文化財である。特に建物内部は改装等がなされず、手つかずの状態で残されているため、建築当時、昭和初期の生活様式を知ることが出来る貴重な建築遺産となっている。通常は非公開となっているこの建物について、仮想現実(ヴァーチャルリアリティ)の手法で内部を歩いているように見学できるようにした。
(6) デジタル版「たからづか文化財さんぽマップ」
市内に残る文化財を写真と共に解説し、持ち歩きに便利な1枚もののマップとした「たからづか文化財さんぽマップ」をデジタル化。スマートフォン上でマップを見ながら、市内に散在する文化財に親しむことができるようになった。また、アーカイブの活用のための講座を2回開催。2回とも数多くの方に参加いただき、実際にアーカイブを用いながら宝塚市の歴史についての理解を深めていただいた。