科博で見つけた謎の剥製はニホンオオカミ 発見につながった調べる学習作品を全文ＷＥＢ初公開

公益財団法人図書館振興財団（東京都文京区）は、「図書館を使った調べる学習コンクール」第25回（2021年度）の小学生の部（高学年）で文部科学大臣賞を受賞された「ヤマイヌ～私が解明したい 謎のニホンオオカミ～」（作：小森日菜子　受賞時小学5年生）を当財団調べコン特設サイト（https://concours.toshokan.or.jp/）で、全ページ公開しました。

小森さんの研究は、国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究員の川田伸一郎さん、山階鳥類研究所の小林さやかさんとともに論文「国立科学博物館所蔵ヤマイヌ剥製標本はニホンオオカミCanis lupus hodophilaxか？」にまとめられて今年2月に発表されました。
今回ＷＥＢ公開するのは、その論文のベースとなった小森さん個人の研究作品です。
科博のオープンラボで出会った謎の剥製。116年（作品記載通り）前に絶滅したオオカミではないかと、図書館で調べるほか、明治時代の上野動物園の飼育記録で調べたり、見学や研究者の話を聞くなど、様々な調査と考察を深めていきます。
資料を読み解き、論点を整理し自らの考えを結論づけた作品です。

【公開方法】　図書館振興財団 調べコン特設サイト内[入賞作品を見る]
https://concours.toshokan.or.jp/book/250003/